ロゴ制作
- syuji fujita
- 2024年12月31日
- 読了時間: 6分
お店や会社・商品もそうですが、とても大切なのが「ロゴ」です。
ロゴ?
マークとロゴタイプ?が合わさって「ロゴマーク」と呼ばれています。
これまでにも依頼を受けることが多く、
色々と制作させて頂きました。
私としては、このロゴについていくつかポイントがあります。
それは「多色にしないこと」です。
なぜかというと、いざ実物化する際に困ってしまうからです(笑)
ここら辺は、以前従事していた「看板製作」の経験が活きてます。
考えてみて欲しいのが何に使うかです。
これは、今は使う必要がない!名刺ぐらいだ!って思っていても
ある程度様々なものに展開することは想定した方が良いです。
最初は名刺だけなので、サイズ感は小さいですが、多色で使っても
印刷費用は安価です。なのでこれだけ見ると凝ってしまいがちです(笑)
チラシもそうですよね。オフセット印刷なのでそんなに変わりません。
でも、例えばそうですね・・・
「お店のガラスにロゴを貼りたい!」ってなったら?
「コップにロゴを入れて配りたい!」ってなったら?
「新商品にロゴをシルク印刷したい!」ってなったら?
「スタンプをつくりたい!」ってなったら?
「ビルの壁面に立体的な文字を貼りたい!」ってなったら?
他にも、その業界によって作るものはあると思います。
たまに見かけませんか?(今はほとんど見かけない)
レインボーのグラデーションなロゴ

・・・そうか、平成中期にワードアートプリセットあったよなw
ちなみにこのロゴは「Adobeillustrator 2025」のプリセットです(!)
しかも名前は「モダン」です。どこが現代的なんw
これを例に沿ってみてみると
「お店のガラスにロゴを貼りたい!」
…できなくはないですが高くつきます。
「コップにロゴを入れて配りたい!」…ちょっと難しいです。
「新商品にロゴをシルク印刷したい!」…無理っす。
「スタンプをつくりたい!」ってなったら?…無理っす。
「ビルの壁面に立体的な文字を貼りたい!」
…できなくはないですが高くつきますし、効果的ではないです。
厳密に言うとですよ、できなくはないですよ!色々な手法を駆使すればできますよ。強がってないですよ!まぁでもシルク印刷とスタンプ(判子)は無理ですね。
オフセット印刷か、インクジェット出力でタック付メディアで出せれば、
一応可能だとは思います。ただその分色々な工程が増えるので、
材料代と工数代が掛かってしまって
「え?高っ!!」という見積りを目の当たりにしてびっくり(韻)です。
なので、出来るだけ単色でも映えるように、そして何よりも会社の考え方というか、
独自性も大切に表現したロゴマークを作るように心がけています。
今回の事例紹介です。
近所のお友達から依頼されて作成しました。



ちょっと書体が和な感じで古風ではありますが、
とても良い事例なので紹介します。
なんかね、事例っていうとシュッとしたヤツ紹介するでしょ?
私は違います。いやでも真剣な話狙いどころがあるんです。ポイントが。
1.単色で使いやすい。
2.オーナーの意図を形にした。
3.古風というか重み、どっしり感と力強さ。

最初に、イメージ図とコンセプトは考えられてたので、それを教えてもらいました。
「お疲れ様です! 屋号は『だるま建栄』です! 意味としましては七転び八起きで何度挫折しても立ち上がり事業を成すとゆう気持ちを込めてだるまを使っているのと建栄と言う言葉はないのですが建設業で栄える意味を込めて建栄にしました! あと31画になるので吉数なのでこの屋号にしました!
ロゴのだいたいですがイメージ図です! お忙しいところすみませんがよろしくお願いします!!」
だるまって良いですよね。インパクトもあるのと、意味合いもしっかりしている!
ここまで具体的な考えがあると作りやすいんですよね~!
だるま・・・

これはAI生成した見本ですが、
さてこれをロゴマーク化するには・・・
描かな始まらん!という事で、
そしてそれをもとに色々と作ってみようと思い手描きでラフを起こしていきました。
最初に手描きする理由は、黒1色で複雑にならない点と、サイズ感もわかるし、
何より多く描けてイメージに近いものがすぐ見える為です。

だるま→Daruma
この”D”をだるまにできないかな。
というところから色々派生していき、
大体30パターンぐらいは書きました。
やっぱりこういう作業は楽しいw
そして、この状態で一度依頼主に
確認して、大体の方向性を定めて、
illustratorでデザイン案をデータ化していきました。
だるまは日本的だし、何よりも力強さは出したい!
ということで、書体を3パターン出して、最終的に選んでもらいました。

最終的に真ん中(2個目)のタイプが採用されました。

遠目から”D”というのが分からないと、Darumaと読まれないリスクもありますので、
かと言って逆に”だるま”というのが分からないと意味がない。
このバランスが難しかったです。Dの左側はまっすぐではなくて、
下を膨らませ曲線にすることでだるま感を出してます。ただこれもやりすぎるとD感を失って視認されないリスクも想定してバランスを保ったつもりです。
だるまの表情のデフォルメも極限にしました。
ただ、デフォルメすぎると可愛らしさが勝って、本来の力強さが失われてしまう。
そう思って、眉毛の角度・ひげの長さと曲がりぐらいと角度にもこだわりました。

ヘルメットにも貼るパターンも作成しました。
・・・ただ、今見るとですね、単色でカッティングシートだとちょっと細かかったかな?
特にだるまの顔の部分。白目まわりの線がギリギリかなぁ。「健栄」の文字も苦しいなぁ。
以上、事例紹介でした!
ちなみに当事務所ロゴも

すごーく、普通っぽいんですが、
「三美社」はオリジナルロゴですw
「美」が分かりやすいかな?
角がハの字になってたり、揃ってたり・・・
普通の打ち文字っぽいけど実は違う。
それがこだわりです。明朝でなくゴシック系にしているのは視認性だったり何かに展開する際に明朝だと細すぎたり見にくかったする為です。
もちろん、多色パターンは悪いことではないです。
ブランドカラーとして1色で済むことはなく、2色というのもスタンダードだと思います。
ただ多色使用だったとしても、作る時には単色で耐え得るロゴマーク形状を考えて取り掛かる方が良いと思いますし、実際にそういうやり方をしています。
もしも、「もうそろそろ新しいロゴにリニューアルしたいんだよな・・・」や「ロゴを作りたいと思ってたんだよね・・・」みたいな考えや悩みがありましたら、
無料相談みたいなこともしてますんで、お気軽に~!
※因みにオンラインはGoolgeMEETです!そして時間は本当に隙間なので選択肢少なくてごめんなさい!
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